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ロビンソン漂流記のすのレビュー・感想・評価

ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)
4.1
ひさしぶりにアマプラひらいておすすめに出てきてオッてなって詳細みたらルイスブニュエルで即観たよね

評価は高めかもしれない、
というのも実は私は無類のロビンソンクルーソー好きなので…

小学校中学年の頃図書館で出会った青くてデカイ国際版少年少女文学全集のロビンソンクルーソー、誇張抜きでたぶん10回は借りたし他の翻訳や出版社から出ているもの、こども向けから大人向けまでロビンソンクルーソーとあらばなんでも読んだ
当時にしては背伸びして分厚い新潮文庫版を読んだのも良い思い出

というわけでロビンソンクルーソーに並々ならぬ思いを持っているわたしからすると
めっっっちゃくちゃサイコーだった

まさに!まさに!わたしの思い描いていたロビンソンクルーソー!ていう感じだった
ブニュエル色が出ているかどうかというのはちょっと置いておいて、
いやでもところどころでシュールな笑いがあるところはやっぱり監督ならではかも
ところどころ声出して笑っちゃったし

とにかく基本的には原作に忠実で原作ファンとしてはムネアツだったな

欲を言えばおうちづくりのとことか動物捕まえるとことか毛皮作りとか試行錯誤したのちにやっと土器が出来上がるとことか
島を探索して果物いっぱいの森を見つけて王様だーってなるとことかレーズン作るとことかもっとしっかり見たかったけど…(マニアック)
けど89分という時間にギュッとまとめてあるのは凄いと思った、これくらいが蛇足感なくて良いのかもしれない

こどもの頃はあんまり考えなかったけれど
極限状態の孤独のなかで救いになるのが神についての思いであるとか
神様については先入観のないフライデーの方が鋭い切り口を持っているとか
興味深いよね〜〜
この頃からもしかして宗教についての興味は潜在的に植えつけられていったのかもね、と思うなど

フライデーが可愛かったな〜〜〜〜
おめめぱっちりで表情ゆたかで大好き

ただ島を出るとこで終わったので
このあとどうなるんだったっけ…となった、
のでまたこれを機に読み返そうと思います新潮文庫版
す