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『ナショナル・シアター・ライヴ 2015「ザ・オーディエンス」』に投稿された感想・評価

Aika

Aikaの感想・評価

4.3
ずっと観てみたかったNTL。
何の演目でデビューするか悩んでいたところ、「ブロードウェイ」でもやっていて、ヘレン・ミレンが「トニー賞」受賞と私の好きな言葉が並んだ今作をミーハー心で選択。

1952年に即位して以来、女王が毎週火曜日英国首相と行っている謁見。
その様子を描いただけなのにこれがとても面白い。

様々な年代の女王を演じたヘレン・ミレンは見事の一言しかない。即位式から貫禄たっぷりの現代まで、威厳を持ってそして時にはとってもキュートな女王の姿を見せてくれる。
年代で変わっていく衣装の早着替えも舞台ならではの楽しみで、その衣装へのこだわりは幕間で解説もしてくれる。

実際の謁見の様子はもちろん未公開なのでフィクションではあるものの、会話はウィットに富んでいてたまにその皮肉めいたやりとりにひやっとしたりにやっとしたり。

合間合間に出てくる少女時代の女王との対話は、一人の女性としての女王を垣間見ることができる素晴らしい演出。
「生きられなかった人生は誰にでもある。」という女王の言葉の重さを思い、あのイギリス女王に親近感でほろっとしてしまった。

ただ出てきた首相については名前は知ってるけど…レベルの知識しかない人が何人かいたため、絶対的に知識不足なのは否めなくて残念。
もっとイギリス史について勉強してもう一回観たい。そしたら面白さがもっとわかるはず!

そして歌って踊らなくてもナマモノな舞台はやっぱり好きだなぁ…チケット高いけどNTLも興味ある演目はこれからも行こうと思います。

40/2017
感服しました。舞台の映像を映画館でなんて…と思っていたらとんでもない話です。
ここ最近で1番有意義な時間。
ヘレン・ミレン演ずるエリザベス二世の年代ごとの身体の使い方、声、佇まい、どれも違ってどれも新鮮。目的に向かう方法がどんどん変わる。首相として登場してくる役者たち、同じスーツ姿、でも一人一人の個性がはっきり出ていてかぶることなんてない。当たり前だけど、当たり前の演劇が出来ない日本にとって見習うべき本物です。
イギリスの情勢や歴代の首相、専門用語や独特の言い回しが分からなくても感動出来る。役者がしっかり仕事をしているから。一人一人が戯曲全体に関わって、きちんと貢献しているからこそお客を感動させられる舞台になる。
役者たちのめくるめく感情にずっと見入っていられる最高の作品でした。
tarupon

taruponの感想・評価

3.7
NTL2014で公開になった「ザ・オーディエンス」の再映がル・シネマでありみてきました。
1部と2部の間に、ピーター・モーガンのインタビュー、女王の衣装についてのメイキング映像ありでお得な感じがあります。

オーディエンスとは、観客の意味ではなく、エリザベス女王と英国首相との週1回の謁見の意味
首相役の面々と女王役のヘレン・ミレンの対話劇がメインで進む。
とにかくヘレン・ミレンがすごい。舞台上で衣装を早替えしながら、女王の60年を行き来し、いろいろな年代を演じ分ける。
各首相とのこの謁見の記録は公開されていないそうで(唯一の例外がブレア首相)その時代に起きたことや、わかっている客観的な事実をもとに、こんな対話があったのではないかとモーガンが作ったフィクション。
でも、フィクションだからこそのリアルが感じられる。

とても面白かったし、笑えたのだけれど、私がイギリスの現代史にもっと詳しければ、2倍にも3倍にも楽しめたのだろうなって思う。サッチャー、チャーチルそのあたりはイメージがすぐにわくけれど、他の方については名前がやっとな部分もあるのでね。
でも、「The Queen」も見ているし、イギリス王室にはまぁ結構興味があって、知識もまあまあというところなので、かろうじてついていけていたかな?という感じかな。
だから、この評価の3.7というのは、私の知識不足で楽しめた点数ということで、私の残念さをマイナスしたものです。もっといろいろわかっていたら4点越えだろうなと予測します。
正直、これをどれだけ楽しめるかって、イギリスの現代史や王室への知識や理解が問われる感じかなって思う。

舞台は、バッキンガムだけでなく、バルモラル城の場面もあり、置かれる椅子、ロイヤルタータンのひざかけ、旧式の電気ストーブ等小道具も興味深かった。
そして、女王の衣装がその年代、TPO、などなどを表していて素敵。

会話の中では、ウィルソンが結構比重が高く、最初の出会いから、最後辞任の部分の関係性の変化がすごく面白い。
あと、中立とはいえ、お互いに相性の合う合わないもあったようで、そういうところが端々に出るのだけれど、もう少し背景を理解していたらもっとニヤリで笑える部分が増えるのになって感じる。

そして、これって日本では成立しないテーマかなって思う。
例えば平成30年間の首相×天皇陛下 の会話が演劇的に面白いテーマになるとは思えない。

ピーター・モルガン×ヘレン・ミレンのコンビは、「The Queen」のコンビ
[The Queen」と同様、女王の描き方の根底に、敬愛の念を感じます。

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