リース・ウィザースプーン
あの気位が高くておしゃまなアメリカの女の子がこんなになっちゃうの?お騒がせの反省からロバート・デ・ニーロの爪の垢を煎じて飲んだのかな。
実話に基づいているんだそうだが、一体何を描こうとしているのかさっぱり分からない。事件のその後を最後に文字で示すんだが、そこで真犯人を示唆してどうするんだ。
アメリカ合衆国では有名な事件なんだろうが日本では誰も知らない(多分)。合理的にかんがえればこの類の知らない事件に興味を示すまい。客なんて入るはずなく、何を目当てに公開したんだろう。わたしのようなアトム・エゴヤンの名前に魅かれて観に行く層を狙ったわけでもあるまい。
偏見裁判、悪魔崇拝等見せ方に工夫があればもっと面白くなったのに。
日本にもいろいろな偏見が列を成しているが映画作品には誰もしない。今、観に行く人はいないから。なにしろ「漂白された社会」だから。
それを思えば健闘しているのかな、アトム・エゴヤン。