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デビルズ・ノットのmatsuのレビュー・感想・評価

デビルズ・ノット(2013年製作の映画)
3.9
1993年、アメリカのアーカンソー州で起きた8歳の白人少年3人の殺害事件についての映画!!(実話)

容疑者は16〜19歳の少年3名。この3人はウェストメンフィス3と呼ばれ、世間の大注目を浴びた。

主犯格は悪魔崇拝信者。悪魔崇拝のために幼い少年の生贄が欲しかった…

幼い少年たちは性的にいたぶられ切り刻まれ殺されて沼地に遺棄された。

3人の少年が事件に関わった可能性は高いが、証拠や供述に矛盾点が多い。殺害現場を見たという証言も虚偽が判明した。冤罪の可能性が十分にある事件。

事件当日に事件現場近くのレストランに血まみれの黒人男性が訪れてトイレに血痕が残されたが、警察はすぐに動かず男性は消えてしまう。血痕のサンプルも警察が紛失した。事件当日、警察は幼い少年たちが行方不明になっているにも関わらず、捜索を始めたのが翌日朝であり初動捜査が致命的に遅かった。

被害少年の父親も怪しい。事件前後に息子を殴っており、この父親の所持品のナイフから息子の血が検出された。

裁判で10代の少年たちは有罪で死刑・終身刑を言い渡されるが、不可解な点が多く残り冤罪の可能性も十分にあるとされた。

少年たちは18年服役したあと、司法取引により有罪を認めつつ釈放されたが事件の真相は今だに闇の中である。

Filmark評価は低いですが、自分は興味深く見ることができました!!
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