蔵なもし

陽のあたる教室の蔵なもしのレビュー・感想・評価

陽のあたる教室(1995年製作の映画)
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以前からタイトルは知っていましたが、てっきり落ちこぼれの生徒たちを吹奏楽で更生(?)させる物語だと思い込んでいたので、こちらの用意していたマインドよりもぎっしりした物がきて、やや困惑。

先に述べたとおり、一学年の話かと思いきや、主人公ホランド先生が教師になってからの30年のお話でした。
なので、最初リチャード・ドレイファスが何歳設定なのかわからない、大河ドラマの序盤のような現象が。

陽のあたる、なんて形容されてますが、陽が当たらなけりゃ曇り空もあったりして、なんでこんな安易な邦題を。
原題にあるオーパスはクラシック音楽でも使われる「作品」や「仕事」といった意味があるそう。ですから、せめて「ホランド先生の作品」や「〜財産」、「〜楽譜」でもよかったと、ラスト金八先生の卒業式バリの感動的なスピーチを聞いて強く思いました。
まあ、こういった邦題が求められていたんだろうと、なんとなく理解もできるのですが。