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陽のあたる教室のeulogist2001のレビュー・感想・評価

陽のあたる教室(1995年製作の映画)
3.6
最初は意に沿わぬ仕事でもいつしかそれは誰かのためになり、知らず知らずのうちに感謝される。

富や名声ではないひとつの人生のあり方。アメリカン・ドリームとして数えるなら、米国社会も健全だ。それも答えのひとつ。

(米国は50年代に世界の4分の一のGDPを占めるという絶頂期を迎えていた。アメリカン・ドリームの真骨頂の時代だ。その後、下降気味の流れがあり、レノンが殺された頃は暗い時代だった。そんな時期にはどうしても、金や物欲にまみれた人生観ではなく、大人の精神性が求められていたのかもしれない。本作もそんな流れとしてみると興味深い)

ソプラノの美しい生徒が最後に出て来ないか期待していたが、さすがにそれは無かった。妻との関係がここに来て、ヒビが改めて入りかねないからね。笑。
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