Xavier

陽のあたる教室のXavierのレビュー・感想・評価

陽のあたる教室(1995年製作の映画)
4.0
音楽が絡む作品って、いいものが多いよなぁ…
1965年アメリカ。
元バンドマンのグレン・ホランドは、30歳になった今でも作曲家になる夢を諦められずにいた。妻と過ごす時間を増やしたり、オーケストラ音楽を作曲するため等の理由で、高校の音楽教師になったグレン。教師という仕事を取るに足りない仕事だと考えていたグレンは、熱意もなく渋々、授業を行っていた。
しかし授業を行い、生徒と接するうちに
人に教える事の難しさに気づき、また音楽に興味を示さない生徒たちの姿を見て
彼らに音楽の素晴らしさを教えようと思うようになっていく…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
この作品はグレンの30年に渡る壮大なお話です。

教師になった頃のグレンは、教師の仕事を軽んじていた。授業さえやって置けば
他の時間は自分の作曲の時間に使えると思っていた。
そんな感じだから、授業もあくびが出るくらい退屈なものだった。
そんなある日、今流行っている音楽が元々クラシックの曲だという感じの授業を行うと、明らかに生徒たちの目の色が違った。その事に喜びを感じたグレンは徐々に変わって行く。

クラリネットの演奏に悩む女生徒には、個人指導もし、音楽の楽しさを教える事で、苦手だったことも克服させたし、楽器に一回もさわった事のなかったアメフトの生徒にも付きっきりで教え、マーチングバンドでドラムを担当するまでに…

腰掛け程度に思っていた教師の仕事に、グレンはどっぷり使っていく

そんな中で、グレンとアイリスの間に子供ができる。息子のコールだ
グレンは、コールが産まれてきたことは嬉しかったが生徒への指導の忙しさなどから、ほぼアイリスに任せっきりだった
そんな中、コールが耳が聴こえない事が解る。
アイリスは手話も覚えコールとコミュニケーションを取ろうとするが、グレンは一向にそんな気配がない

どうして?
普通は生徒よりも息子じゃないの?
と思いながらも観てたんだけど、グレンがどう思っていたのか解らず仕舞い。
この点は、不満だったなぁ

音楽がテーマになっているので、中で使われている楽曲もジョン・レノンだったら、ガーシュウィンだったらバラエティーにとんでいます。

特にジョン・レノンの楽曲"ビューティフル・ボーイ"のシーンは涙、涙…
そしてラストシーンは大号泣でした

いゃあ、久々観たけどいい作品です。











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