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陽のあたる教室のTJのレビュー・感想・評価

陽のあたる教室(1995年製作の映画)
3.5
他人に何かを教える。誰かの人生に触れ物語を形どる。どれだけ尊く難しいことか。

音楽教師ホランドの半生。片手間で始めた教師業が次第に熱を帯びる。『いまを生きる』、『フリーダム・ライターズ』同様、自ら規律を飛び越え、走り始める瞬間こそ美しい。

ラスやロウィーナ、そしてコールが教えてくれたこと。アクシデントに襲われ道に迷うことがあっても、家族や生徒に教わりながら、人生の機微を知る過程がたまらなく好き。

教師の職務は2つ。生徒に知識を教えること、その知識を生かす方向性を示すこと。基本的なことやのに忘れてた。

教えることに一生を捧げる。こんな気持ちになれたらそれこそ教師冥利に尽きるよね。僕も彼と同じ教師ですが、いつまでも大切にしていきたい想い。ホランドへの愛に溢れた拍手は皆のものでしたね。

重なり合った音楽とアメリカ史がこの作品をより上質なものにしています。ビューティフルボーイ、アメリカ交響曲、そしてcole's songに心がサーーっと洗われました♪がんばろう。
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