フォスフォ

我が胸に凶器ありのフォスフォのレビュー・感想・評価

我が胸に凶器あり(1996年製作の映画)
3.7
めっちゃチープだけどかなり楽しくみれた。カーブのかかった山道を逃げる女優を後ろからトラッキングしてるとこの空間がひずんでぐわんと広がってみえるとこが一番印象に残った。前後の脈絡無視していかに撮るか?を重視してるようで、その追求としてhelplessと違いロケーションを繋ぐために積極的に乗り物を使っている。かなり鉄砲が撃たれてるけどそのどれも工夫が凝らされていて、サイレンサーを使ったり、空薬莢が落ちる音を拾ったり、かとおもえばスローにしたり、階段の高低差を利用したりと飽きさせない。終盤、いきなり馬出したり肉弾戦させたりと、あきらか確信犯的に監督の映画遍歴のパロディを挟んでるが、いかんせん自分がフォードもペキンパーもフライシャーもまったく観てないのでピンとこず。もっと色々映画を観ないとならんなあ。
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