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少女生贄のしゃにむのレビュー・感想・評価

少女生贄(2013年製作の映画)
1.5
「これはキングズマンの仕業だ!」

< 少女顔芸 >
この表情と擬音のコンボボボボオオ

・あらすじ↓
キングズマン牧師の後任に招かれ都会から田舎町に越してきた若い牧師一家。町民は牧師ファミリーを温かく歓迎。だが町民が一家を遠目で見つめる視線はどこか怪しい。影で進行する恐るべき計画とは如何に…

・要約
強烈なパッケージで一目瞭然ですがAV(悪魔のビデオ)に分類される作品。スコアの点数はパッケージの顔芸及び関係者を賞賛したくなる秀逸な擬音「ンボボオ」に対する点数だとお考え下さい。何点かもうわかんねぇな。

率直に言えばつまらない。1時間ほどホラー映画特有の起伏のない何も起こらない他愛もない引っ越しシーンが続きます。田舎の大学に通う自分には田舎町で楽しく過ごす際の手持ち無沙汰な感じが良く分かるゾ。

肝心のンボボボオは魂からンボボボオしている熱意が伝わらず至極残念でした。顔面に豪快にインクをぶちまけたようなパンダ顔で柔軟な顔芸を披露するサービス精神は良し。触ったものを腐らせる「肌年齢+200才」効果も悪くはなかったですが押しが弱い。待ち構えていた尺に対して背筋にゾッとくるシーンが圧倒的に短かった…ストレス溜まります。ンボボボボオが絶対的に不足していた。

今作の特異な点を述べると悪魔を呼び寄せる役目を果たすのが聖職者である点。牧師や神父は悪魔と対峙する正義の味方のはずが今作に出てくるキングズマン神父は地獄から悪魔を召喚した張本人です。同時に新任牧師一家を絡めたインm…陰謀の中心人物。動機は神父にあるまじきもの。本来正反対の位置にある牧師と悪魔が同じ線に並んでいる。どちらが悪魔なのか分からない。絶対的に聖なる存在を穢れた存在として描いた点が面白い。

町ぐるみの陰m…陰謀やオカルト儀式は好き者にはそそるものがありますが、弾みがなかったというか、起承転結を起承結で終わらせたような物足りなさがある。欲を言えばンボボとアホみたいに暴れて欲しかった。

・終わりに
姑息なポスター。気になりますよね。眺めている内が一番面白いですよ。この手の変なポスターをご存知でしたら教えて下さい。この物好きが挑せンボボボボボボオオ
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