アクションシーンでは常にカメラがかなり近いので臨場感が強い。
それでいて人物の位置関係が混乱したりはしないので上手いんすよねえ、沢島忠。
ラストの鶴田浩二の討ち入りでは更に長回しで倉庫を立体的に捉えたアクションになってるので、もう贅沢。
後の『間諜』に繋がるだろうアクション設計が楽しすぎます。
お話はもう暗くて暗くて辟易するとこもあるんだけど(ストーカーの西村晃の扱いは極まりすぎだよ)ダイジェストギリギリの早すぎる展開であまり引きずらないし、
何より長門裕之の軽やかな役回りが作品のテンションを大分救っている。
佐久間良子も何故か前2作よりだいぶ可愛くなってるし。