社会のダストダス

アナベル 死霊館の人形の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)
2.5
「死霊館」のスピンオフであり前日譚、アナベルシリーズ1作目で時系列は2番目という色々面倒くさい位置づけの作品。前作は実話がベースだったが、実在のアナベルはありふれたラガディ・アン人形なので本作の設定はオリジナルだと思われる。いくらアンティーク人形集めが趣味でも、こんなおぞましい見た目の人形は子供部屋に絶対置きたくない。

前作のように忍び寄る恐怖演出だが、恐怖耐性が鍛えられてる方には少々インパクトが足りないか。特にアナベル人形の中の悪魔が明らかになる後半のほうが演出が地味に感じるし暗すぎてよく分からなかった部分もあった。登場人物の魅力というかドラマも印象が弱い。

シリーズ作品の中では入門には良いかもしれない。この作品を見て大丈夫そうなら「死霊館」を薦めたいし、無理だったならほかの作品はオムツが必要になる。