ちょっとこの年代のアメリカの歴史を追ってないと分かりにくい映画ではある。固有名詞多いし、エスタブリッシュメント層子息がベトナム戦争への徴兵を回避していた問題など、観客が知ってる前提でどんどん進んで行く。
しかし、役者陣は端役まで含めて良いです。メイン2人はもちろん、特にデニス・クエイドの目立たないけど頼りにされるオヤジ感がよかった。
原題がTruthとは随分バカ正直だなと思いつつ、ケイト・ブランシェット演じるメアリーが最後にアメリカ人お得意の論点ズラシに鋭く突っ込むシーンがホントの真実だったのかな。
エンディングでチョロっと文字で書かれただけだった、60ミニッツが賞を取った「アブグレイブ刑務所捕虜虐待報道」を調べると、やっぱりメアリーたちはハメられたのかなー?と思ってしまう。