ぽん

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方のぽんのレビュー・感想・評価

5.0
隣の部屋とひと続きになったウッドデッキ。そこにデスクとチェアを置いて、本を読んだりお酒を飲んだり、夕涼みをしたり。家の造りさながらに、隣人とも境界がなく、家族みたい。いいなぁ。憧れる。
実生活で考えると、同居は嫌だし隣人との密な関係はのぞんていないけれど、自然豊かな芝生の庭に、道路をはさんだ向こうは海、大型犬を飼っていて、というこの環境なら、そんな生活も自ずとなじみそう。

グラン・トリノを観た時にも感じたことだけれど、偏屈で頑固なおじいさんが温かな隣人や子供に癒されて徐々に心を開いていく物語はぐっとくる。
昔のままであろうワイルドさを残しつつ、でも体はたっぷりとおじいさんなマイケル・ダグラスの佇まいが なんだかとても
亡きおじいちゃんに似ていて、会いたくなった。グランパ。
愛おしく思ってくれていたんだろうな。

ダイアンキートンの着こなしは勉強になった。

※とにかくあたたかくて、こんなだったらいいな〜の連続の映画だった。
ぽん

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