gari

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方のgariのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

コンパクトだけれど心が洗われる。
ドタバタ感もなく順当な話の流れでも登場人物みんなにハッピーが訪れて終わるのが良い。

不動産の営業マンとして実績を持つオーレンは自宅を売却したら隠居暮らしと決めて、自分が所有するアパートの一室でこじんまり暮らす。
偏屈さ故にアパートの住人からは厄介者扱いの彼を息子が訪ねてくる。
とある事情で彼の娘、自分の孫を預かることになった彼は、隣人リアと共に彼女との生活を始めるが、徐々にリアに惹かれていき…。

アメリカの田舎ののんびりした風景もさることながら、良い具合に年を重ねた主演2人の恋模様も素敵。コンパクト故の展開の早さもあるけれど必要十分に感じた。

何よりダイアン・キートンがきれいでかわいらしく、スタイルの良さとファッションで作品に華を添える。
マイケル・ダグラスが徐々に人間味を取り戻していき表情も柔らかくなっていくのも微笑ましいし、孫のために部屋の壁まで塗り替えちゃうシーンはこちらまでにやけてしまう。
孫の母親の様子や部屋をチラリと見て自分のところに戻す決断をしてからの遊園地の流れは、さらっとしているけれど爽やかな感動をもたらしてくれる。
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