思った以上によかった……自分が研究している虹彩に恋をし、研究者が科学に没頭しながら、それでいて運命に殺される。
人間は、インテリジェントデザイン (生物や宇宙の構造の複雑さや緻密さを根拠に、「知性ある何か」によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする理論) によるものではないことを証明したいということをきっかけに虹彩の研究を始めた主人公。研究のために虹彩の写真を撮ったことがきっかけで運命の恋に落ちる。
人生は理不尽だし、自分が信じた神は平気で裏切る。自分が信じてるものは容易に裏切ってくるが、ときにそれに救われることさえあるのだと。
後半はちょっと倫理的にどきどきする箇所が多かったものの笑、それでもかなり面白かった。
85/23