このレビューはネタバレを含みます
女子高生、教師、奥さんの気持ちがすごくよくわかった。三者とも説得力があった。
3人には、以下のような事を思いました。
女子高生、先生の事が好きで好きで堪らない。家庭環境のせいで、好きな人に対する執着がすごい。最初はあの手この手でストレートに好意をぶつける。ここまでは高校生らしかった。可愛くて、一途でキラキラしてる。だが、キスしてからは、頑張れば自分のものに出来るんじゃんじゃないかと思い、度を越してくる。
奥さん、多分、旦那に色々我慢させてる事がわかっている。最初、女子高生に対して余裕しゃくしゃくだが、自分はもう失ってしまった若さ、美貌、一途さを女子高生の中に見ているうちに不安になる。もうすぐ子供が生まれるのだから、絶対に旦那を取られる訳にはいかない。
教師、奥さんを愛しているし、もうすぐ子供が生まれる事も嬉しく、楽しみにしている。最初、女子高生のアタックも余裕でかわしていたが、だんだん気になる存在に。結婚生活を送るにあたり、色々と我慢したり、諦めている事がある。女子高生は、若く、キラキラしていて、魅力があり、自分が諦めて手放してしまった｢何か｣を持っている。
もっとハッキリ、希望なんて1ミリも持てないぐらいキツく女子高生を拒めばいいのにと思った。
が、それをしないのは、大人の男のズルさであり、また、女子高生に好意があり、自分の夢も重なり合わせているのかと思った。
ラスト近く、奥さんが｢手を離せ｣と叫ぶ。
それは、旦那に生活にそぐわない夢を手放せと言っているのと同じだと思った。
教師は、手を離したくなかったが、女子高生は手をすり抜けて落ちていってしまった。
ラストの教師の涙。
女子高生の無邪気な姿を見つめる姿。
とても切なくなった。
今回もチャン･ヒョク様は素敵でした😍
