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聖者たちの食卓のcookieのレビュー・感想・評価

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)
3.6
日本公開時に予告編を映画館で見て、ずっと気になっていた作品。

毎日10万食を無料提供するシク教徒の総本山、インドのハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)の共同食堂「ランガル」の一日を追った、ナレーションも音楽もないドキュメンタリー。

宗教もカーストも老若男女も関係なく受け入れ、誰にでも平等に施される食事は寄付された食材が使われ、全て手作り。
野菜を切る(玉ねぎ係は涙を流している)、鍋で調理する、食器を渡す、配膳する、食器を洗う、掃除をする等々、役割は全て分業化され、多くのボランティアの手によって一斉に行われるその様は、鮮やかでダイナミック。
500年の歴史を持つというのも凄い!

助け合い、できることをする。そして恵みを皆でいただき、感謝する。
シンプルなその基本に立ち返らせてくれる。

コロナ禍で、今は同じようにはできていないと思うが、いつか行ってみたい場所の一つになった。
https://maps.google.com/maps?ll=31.61998,74.876485&z=15&t=h&hl=ja-JP&gl=JP&mapclient=embed&cid=6936533577008293006

原題は「Himself He Cooks」
アーケードに書かれている言葉を引用している。直訳すると「神がご自身で調理なされた。」
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