点心

聖者たちの食卓の点心のレビュー・感想・評価

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)
3.5
 ノーナレ。音楽も最後までなし。ただひたすらに食事を準備して、食べて、片付けて、また準備する。

 これらの大量人海戦術がすべて無償労働でおこなわれて、カーストもなにも関係なくできる。ってすごい。
 すべてが分業・交代制で、お皿洗うのは女性の仕事とかかと思えばおじさんが入ってたりする。

 日本人の感覚からすると、お皿を洗っていつすすぐんだという疑問が残る。笑

 食べたあとのお皿回収人の仕事が大変そうだった。大きいバケツにひゅんひゅんお皿とんでくる(汚れたまま)そこそこ床に落ちてそれを回収人が拾う。ぜったいデッドボールとかあるよ。汚れてるので服も汚れるし。かと思えば洗ったお皿も同じ方式で回収されていた。危険!(でもぜんぜん当たらない)
 ちなみに洗うときも、運ぶ人がお皿をどばーーーっと洗い場にあけるから、向かいの女性が後ろにひいてた。危険!(でもみんな動じない)

 バケツリレーとか、じゅうたんを洗うのとか、よそ見しててもできるし、すごいことを日常にしてるのがすごい。

 同じ釜の飯を食うって、本当人をつなげる。それが600年続いている。
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