沈黙ーサイレンスーのアランスミシーのレビュー・感想・評価

この映画における主題は、信仰とは何かに尽きると思う。

隠れキリシタンとして、信仰を貫いて殉教者となるか、あるいは踏み絵を踏み仲間を売ってでも、生きて信仰を貫くか。

一方で、神父達の信仰を貫いてでも布教をするか、他者を救うために棄教をするかという葛藤もある。

そしてこの映画におけるさまざまな葛藤に対しての、一つの答えがロドリゴ神父の火葬シーンにあると思う。

自分は信仰とは無縁だが、実際に何かしらの宗教に浸かっていれば、また違った視点で見えるものがあるのかもしれない。