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沈黙ーサイレンスーのtmのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
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遠藤周作の原作を読んでから
→世界文化遺産(長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)を観光
→マーティン・スコセッシの実写化映画を鑑賞。

自分はいわゆる現代日本の小市民なので、
お葬式は仏教・クリスマスパーティー・お正月は神社で初詣、という慣習を過ごしてきたんだけど、
信仰とは神とは何か、日本の中世の治世とは、キリスト教組織(特にカトリック)と第三世界とはetcに思いを馳せるきっかけになった。
折に触れて観直したい、のだけど、けっこう精神削れるのでよほど元気なときじゃないと厳しそう...

余談で、まんが『へうげもの』ではポルトガルのイエズス会南蛮船が百姓たちを奴隷貿易のために連行していて、それを博多で発見した豊臣秀吉が激怒して「バテレン追放令」を施行する、ってシーンが衝撃だった...
なにがいいたいかというと、もちろん迫害・弾圧は悲しむべきことだけど、幕府・体制側にも正義があったのだという歴史的な側面は、教養として持っておきたいなぁ
ただこの映画でそこがあまり描かれてないことについては瑕疵にはならないかなと思った。
原作通りだし、、、
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