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ザ・テノール 真実の物語

ザ・テノール 真実の物語の作品紹介

ザ・テノール 真実の物語のあらすじ

「アジア史上、最高のテノール」と称されヨーロッパで活躍するオペラ歌手ベー・チェチョル。世界的にも貴重な「リリコ・スピント」という声質を持つ彼がまさに頂点を極めようとしていたとき、悲劇は突然訪れた。甲状腺ガンによって、声を失ってしまったのだ。「もう二度と舞台には立つことは出来ない」途方もない挫折、苦悩の中にいる彼に、ひとりの日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べた。国境を越えた二人の絆が世界で初めての奇跡を生み、いま、感動のステージの扉が開く。これは、不屈の魂から生まれた、真実の物語。

ザ・テノール 真実の物語の監督

ザ・テノール 真実の物語の出演者

原題
더 테너 리리코 스핀토/The Tenor Lirico Spinto
製作年
2014年
製作国
日本韓国
上映時間
121分

『ザ・テノール 真実の物語』に投稿された感想・評価

ギズモX

ギズモXの感想・評価

3.6
『オールドボーイ』で超絶ラスボスを演じたあのユジテと伊勢谷友介が共演した日韓合同制作のオペラ映画。

甲状腺癌に冒され声を失ってしまった韓国の天才テノールオペラ歌手、ベーチェチョルの苦難と国境を越えた友情を描く、事実を基としたストーリー。
日韓合作とあって様々な人種と言語が飛び交う作品だ。

ロケーションも日本、韓国、ヨーロッパと様々な場所で物語が進んでいくが、それが全部『オペラ』で繋がっているので違和感が全くなく、ユジテと伊勢谷友介の抜群な英語力が大きな足掛かりとなっている。
山乃きいの場違い感が凄いが。

正直、ラストは(演出が感動よりでわざとらしいな)と思ったものの、DVDの特典に収録されていた約30分のドキュメンタリーがとても素晴らしく、本編のお涙頂戴な展開を払拭してくれた。

そのドキュメンタリーには、才能に恵まれた超天才的なテノール歌手というよりかは、国境を越えた様々な人の支援を受けて再びステージに立った一人の人間の姿がリアルに映し出されており、それに合わせてオペラに対する熱い情熱が伝わってくる。
そして、東京での復帰コンサートで歌われた讃美歌の『輝く日を仰ぐとき』がとにかく素晴らしい。

僕は普段こういうオペラなんて全く聞かないから縁のない話かなと思っていたけれど、この人を知れてよかったと思う。

心が温まる作品です。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
my映画館2014#83> 予告編ではピンと来なかったけれども、実話ベースとキャスティングが気になり映画館へ。

予定調和的で泣けはしないだろうと高を括ってましたが、オペラ音楽を巧妙に使い、実にいい緊張感を保ち続け、美術監督出身らしい美的センスに、登場人物もシンプルに描くので、邦画感覚で見れてしまい・・・スクリーンで見るべきラストでは、いつの間にかジーンと目頭が熱くなってましたね。

キャストでは、ユ・ジテと伊勢谷友介・・・いい仕事してました。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
今日は韓国文化院で「ザ・テノール 真実の物語」の特別上映会に行ってきました。

私はエンドロールでこの作品が「実話に基づいて作られている」という事がわかってから、ガラッと受け止め方が変わりました。全く前情報なしで見ていたら、あまりに物語の振幅が大きく出来すぎていて、よくある大げさな韓国風映画と勘違いしていたのです。これが全て真実だったとは…。

天才テノール歌手チェチョルは飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、甲状腺癌の手術の際に声帯を傷つけ歌が歌えなくなってしまう。彼の友人の沢田(伊勢谷友介)はチェチョルの声を取り戻すべく、声帯手術の世界的権威、日本の一色博士に手術を依頼する。チェチョルの声は戻るのか?

エンドロールが終わると舞台上にスポットライトが当たり、ひとりの歌手が映画の中でも歌われていた「アメイジング・グレイス」を歌い出す。背筋がゾクッとした。そうベー・チェチョル本人なのだ! この物語の元になったベー・チェチョル本人が登壇し、生の歌声を聴かせてくれたのだ。万雷の拍手の後、伊勢谷友介が演じたチェチョルの親友沢田のご本人と実際にチェチョルを手術した一色博士も登壇しての豪華なトークショーとなった。

特に心に残った話があった。日韓の友好のために作った映画だが、韓国では6分間カットされた部分があった。全て日本人がチェチョルのために奔走しているシーンだと言う。最初は相当頭にきたけれど、彼らも切りたくて切った訳ではないことに気がついた、と。カットしないと「親日」と言われて映画そのものがかからなくなってしまうからだと。それでも、なぜそこまで「親日」であることを責めるのかとも考えたが、それは韓国人がそこまで傷つけられたのだと。そこまで考えて、それでも日本人が全力で守ったチェチョルの声が光復節で韓国国歌を歌ったことが、私たちの友情が日韓友好の架け橋になれば、と。

上映後のトークショーでこんなに感動したことはない。御本人たちのお話も含めて、素晴らしい映画であった。トークショーの最後に再びチェチョル氏が「Time to say goodbye」を熱唱。会場は鳴り止まない拍手に包まれた。毎日映画は見てるけど、忘れられない日になった。

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