えりみ

最後の命のえりみのレビュー・感想・評価

最後の命(2014年製作の映画)
3.8
WOWOWで
トイレのピエタと同じく、スクリーンで観てたらもっと評価上がりそう。
テーマが重たいので劇場の空間で没頭したかった。
とはいえ集団レイプシーンがありそのトラウマに悩む男達に精神を病む女性も出てくるのでご注意を。

原作未読。映画だけではタイトルの意味が分からず、原作を読んでみたくなった。小説家の中村文則も知らなかったので、いいきっかけに。ドストエフスキーも読まなきゃ分かんないような内容だと私にはちょっと無理かもしれんけど(><)

「ディストラクション・ベイビーズ(直前に観ました)」と真逆のキャラを演じる柳楽優弥、つい2年前の映画やのにすごく若く見えるのも役作りなのか。
犯され絶叫するやっちり、内田慈が迫真過ぎて辛い。この女優さん目を引く。
香里役の比留川游、女子校生役がハマって(可愛い♪)たけど1986年生まれ(゚ロ゚;!?

「世界が、終わる」を合言葉にする親友2人。幼い頃一緒に目撃した事柄のせいでトラウマを抱えるも、真逆の性癖になっちゃうのは「紙一重」感があってどっちも妙に納得。本能的な欲求だけにどっちも悲しすぎるけど。

「俺も一緒に狂おうと思う」と言う桂人に、ちょっとだけ希望がみえるラストでほっとした。とてもじゃないけど真似出来ないけど(--;)

エンディング曲しっくりくるなぁ♪と思ってクレジット追いかけてたらCoccoと分かって納得。
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