封切り間もないというのに都内2ヶ所しかも大した回数上映しておらず、気楽に観られなかった。
期待以上の内容だった。柳楽優弥の表情がとてもよい。
ただ、物語の核となる子供の頃に見た光景はもう少しショッキングにしてもよかったかもしれない。そこがぼやけるとその後の冴木の狂気がぼやけて見える。
桂人の苦悩と冴木の苦悩が同じ体験を元に両極に振れて、より一層のどうしようもない感が溢れてきて辛い。
香里役の比留川 游さんの雰囲気が水原希子さんに似ているからか、映画から醸し出される匂いがノルウェーの森を彷彿させる。
病室の窓が柵もなく開放的で海が見えたのは何かを象徴しているのだろうか？何か意味があるのだろうか？私にはよくわからなかった。
