しばいぬたろう

サボタージュのしばいぬたろうのネタバレレビュー・内容・結末

サボタージュ(2014年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

『サボタージュ』('14)
Sabotage / アメリカ合衆国 / 英語

冒頭女性が襲われている映像が流され、手を洗うシーンが印象的。
それから8か月後の物語が始まり最強メンバーの物語が始まる。
"最強"メンバーの割には、年齢層が高すぎる特殊部隊。
このチームよりは少数の、イライジャ・ケイン(スティーヴン・セガール)率いるチームや、ギブス捜査官が率いるNCISネイビー犯罪捜査班の方が強そうだ。
イケメンや美人が出てこないことも問題点で、唯一の紅一点はミシェル・ロドリゲスよりも問題児だ。
 

麻薬取締局の特別チームを率いる捜査官ジョン・ウォートンは、破壊屋部リーチャートして知られていた。
ウォートンが率いるのは荒くれ者で型破りな8人だが、腕は確かだった。
ある日、麻薬組織を摘発する任務につく一行は、そのアジトの金を爆破させる前に1000万ドル持ち出して着服することを決行する。
一人が犠牲となるも、任務には成功するが、肝心の1000万ドルが何者かによって盗まれてしまった。
麻薬取締局からはその着服の一件がバレてしまい、信用を失ったウォートンは内勤に転属することとなり、チームは解散する。
それから半年後、現場に復帰することとなったウォートンと共に、チームも再び結集する。
しかしその直後、チームのメンバーが一人一人殺されていく。
果たして犯人は誰なのか、消えた1000万ドルはどこにいったのか。
信頼で結ばれていたメンバーは、徐々に疑心暗鬼になっていく。


パイロット、ネック、トライポッドの順に殺されていくのだが、登場人物の区別がつかなかったせいで、ハラハラする展開にもならなかった。
8人はやはり多すぎる。
本作はアガサ・クリスティの小説『そして誰もいなくなった』を原作としているが、「そして誰もいなくなる」展開以外は、全く原作に沿っていないので、自分は原作扱いにはしませんでした。
寧ろ、そのことを知って鑑賞すると、先の展開が読め過ぎて面白くなくなると思います。
本作を鑑賞する場合は、ストーリー等を知らずに鑑賞するのが一番良いのではないだろうか。
しかも、元々かなり長い作品の予定で、それを大幅カットしたという情報もあり、それ故別エンディングが存在する。
設定はそこそこ面白かったので、大幅カットせず素直に作っていれば、少しは面白い作品になったと思います。
 
州知事終了後のおじいちゃんになったシュワちゃんと年増の女性警官の謎の恋愛展開もあり、出演陣の年齢層が高すぎたこともあり、アクションにもどうも迫力がない。
シュワちゃんでサスペンスという新境地を描きたかったのかもしれないが、中身が無かったせいで、単なるC級アクション映画でした。
すっかり忘れていたが、家族が殺される展開もラストにつなげるためとはいえ、必要な展開だったのかもよくわかりませんでした。
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