あべの

サボタージュのあべののレビュー・感想・評価

サボタージュ(2014年製作の映画)
2.5
前半の周到な偽装工作に比べて、終盤の雑さが際立ち小物感が急増する犯人像。明らかに防弾ベスト着てるの視認できるのに、背中真正面スナイプする特殊部隊とは。よくあることではあるが。
ただまぁヤクやってて半錯乱状態で追い詰められてもいてなんて状況を踏まえれば、それも色々理解できてくるのだろうか。
誰にも感情移入共感もなく、ただ流血インパクト強めだけの印象のまま気が付けば見終わってしまった。
映画の感想なんて観る人様々好きにあっていいとは思いつつも、こんなしょうもない感想しか抱かなかった自分。シュワちゃんの映画をこんな見方でよかったのか。
やっぱりテレビで見てるとCM入って注意も集中も削がれるな!と言い訳。
結局、主人公の復讐と連続殺人犯の動機については、札束が引き金になってしまった切ない因果関係ではあったものの直接関係はなかったわけで、憎しみの方向性が二方三方交差して置いてけぼり。ラストシーンが取ってつけたような感じに・・・。ドラマ脚本として深掘って制作したらもっと見応えあったのかも。
もう一回腰据えて観てみるか。
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