ヤスマサ

サボタージュのヤスマサのレビュー・感想・評価

サボタージュ(2014年製作の映画)
2.8
破壊行為(サボタージュ)もいとわない捜査官ジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)率いるDEA(麻薬取締局)特殊部隊が、次々と命を奪われる事件を追うミステリー・アクション。
麻薬組織のアジトを急襲した特殊部隊は、組織が持っていた闇資金から1000万ドルを手にするも何者かに奪われてしまい、それを機に部隊内に疑心暗鬼が広まり、やがて1人また1人と命を奪われていく。

麻薬組織の報復なのか、仲間内の裏切りなのか、若しくは全く別の理由や原因があるのか…、ストーリーは面白そうで、結構えげつない表現があってバイオレンス感も高い。
キャスティングも悪くないのに、観終わって何だか尻すぼみしたように感じてしまう。
大きな原因は結末にあるのだろうが、通してアーノルド・シュワルツェネッガーの老い感を強く感じてしまうせいもあるかも知れない。
続く殺害事件を辿るジョン・ウォートンだが、真相を探るといった感じがしない。
それでもブライスが殺害された現場を、時間軸を変えて二重に表現したシーンを境に事件の進展を見せ、その後は、ある意味どんでん返し的な展開。
観ていて理解が足りないのか、その辺りから少々疑問を感じ始めるところでもある。
ついには引っ掻き回した挙句にそんな結末って…、と個人的には残念に感じた。
結局、見どころはどこだったのだろうと思ってしまう、B級感が漂う作品。
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