レオピン

サボタージュのレオピンのネタバレレビュー・内容・結末

サボタージュ(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

いつものシュワちゃん映画を期待するとがっかりする。アクションによるカタルシスはゼロ、どちらかというとノワール風ミステリー。一応「そして誰もいなくなった」がモチーフらしいが、クリスティが見たらなんと言うか。

まぁ見どころは普段見られないシュワちゃんの姿。横分けスーツ姿でPCに向かって事務仕事をしているとか、女刑事に色仕掛けで迫って(シュワが)肌がきれいだねとかなんとかかんとかw

ストーリーは、麻薬取締局(DEA)の仲間が何者かによって次々殺されていく。麻薬カルテルの仕業なのかそれとも消えた1000万ドルを奪った奴なのか、という謎々展開。

このDEAの連中が荒くれ者ぞろい。なんなんだあの汚過ぎる部室は。公務員の癖に乱暴者すぎる、言葉使いもとにかく下品。客人にも失礼極まりないし長年ハードな任務に携わっているとやっぱ頭こうなっちゃうのかね。

中盤過ぎて、カルテルの刺客の死体が海からあがってから疑惑の目はチームメンバーに向けられる。誰だ?奴ら(カルテル)じゃないのか。仲間を殺しているのは一体誰なんだ?

だけどこの犯人は誰だみたいなところが弱い。ここ重要なのに、あまり犯人捜しに注意が向かない。
そして食堂で仲間の一人グラインダーが狙撃され、ヤッたのはリジー&シュガー(テレンス・ハワード)なのかとそのままの流れで最後まで見てしまったが、はたと気づいた。リジー達ではなくあの男がこの連続殺人の犯人なのだな。まぁそうだろうな。

動機はあの1000万ドル。あの金を使ってメキシコのカルテルをつぶしてやるという・・・・・・

モンスターから「あんたは俺たちの心と魂なんだぜ」とまで慕われていたリーダーだったのに、家族同然のチームを犠牲にしてまで己の復讐を優先する。

まさに外道シュワちゃん。女刑事にハニートラップを仕掛けたりしたのも全てこれが目的だったのね。


ヒロインのアトランタ市警刑事役にオリヴィア・ウィリアムズ。隠れた色気が漂う熟女。シュワ氏との一夜を同僚から笑われる。夜、自宅のプールで素っ裸で泳いでいる時に突然現れるシュワ。真顔で「クリーピー?」(お前 キモっ!)みたいな事なんだろね。

そしてなんといってもリジー役ミレイユ・イーノスの怪演が光った。ラりった顔で後ろのトランクからマシンガンをブっ放し疾走する姿は忘れられない。ありゃ見ちゃいけない女の人の顔だったw
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