2020-38
麻薬取締局DEAに所属するジョンが率いる特殊部隊チームは、麻薬組織のアジトを急襲。その際に回収した1,000万ドルもの大金が、何者かに奪われてしまった。半年後、チームが再始動し始めた矢先に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていき……。
殺害方法が割とグロいので苦手な方は注意かも。内蔵とか飛び出てます。
あと下ネタ多めなので、一緒に見る人は選んだ方がいいかもしれません(笑)
アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』が原作と言わてるが、要素はほぼなし。犯人もあっさりネタばらしがあるし、ある程度予想はできるかもしれない。ミステリーというには少し足りないかな。犯人は誰なんだ!っていうドキドキハラハラ感はあんまりない。仲間が死んでいくのに、焦りとか恐怖のような感情の演出がそこまでないからかもしれない。(まったくないわけではない)
殺人の動機もなんかしっくりこないし、なんていうか脚本が少し甘すぎるよう……と思って調べてみたら元は長編だったけれども、上からもっと短くしろと言われて泣く泣くカットをしたから、こういう構成になってしまったとか。円盤には別エンディングも収録されてるらしい。
脚本のカットの事情には同情するけど、作品として出すにはなかなか高評価は難しいものになってしまったかな、というのが正直な気持ち。