いかにもイオセリアーニらしい、人を食った様な演出と筋運びだが、とりあえず確認しておきたいのは、この映画の登場人物たちは、空間と時間を自由に行き来する能力を持ち合わせている事だ。扉の隙間を通るには身体…
>>続きを読むこの映画のように突風が吹いた訳でもないのですが、小雨降る道端で車に轢かれそうになっているシルクハットを拾いました。
観た翌日だったので、何だかスクリーンから飛んできた気になり、こんなことってあるのか…
このレビューはネタバレを含みます
幸せは、少しずつを期待して来た、ご年配方の目を眠らせるか、覚まさせたか。
見事なパケ詐欺、まだ彼の力は健在。
直接的に描くことの無用さ、あるシーンの楽園の喪失は刺さるというか、もう永遠の恋人は居ない…
抑圧や搾取をする側とされる側との対比、する側が転落した後に見た景色は印象的なシーン。
散文的で何を意味してるのかわからないシーンが幾つかあったけれど、そのわからなさこそ人生そのもので、また奇妙なドア…
親から子へ、そして子から孫へ、歴史は引き継がれ再構築されていく…なんてどうにか自分なりの解析コードを設定して真面目に理解しようと思ったけど、もう途中から完全に放棄した。ルコントとかタチ的な物を想定し…
>>続きを読むフランス革命、貴族の断首から始まり、現代の中東内戦の略奪、暴行シーンへ。さらにパリへ飛び、二人の老人とその周辺で起こることが、脈絡なくスクリーンに現れます。
監督は、現代社会の状況はだんだん悪くなっ…
©Pastorale Productions- Studio 99