RIO

皆さま、ごきげんようのRIOのレビュー・感想・評価

皆さま、ごきげんよう(2015年製作の映画)
3.8
フランス革命から現代に続く同じギロチンの定理がブラック

感心するほどパリの隅々までの人々の姿を知ることができる
公園でお話を装って武器を売る管理人の身のこなしの素早さっ 速☆
ホームレスの撤去の横で太極拳をする師匠の背中に「男」の1文字
マンホールに落ちた嫌味な警部は笑えました
助けの叫び声をお婆ちゃんに聞こえない振りをされてた まさに日頃からの報いです

歩道の壁に現れる半分開いた木の扉
どうぞと誘っている
管理人がその扉を開くとハウルの城の扉のように目の前には別世界
大切な心の支えのトモを失えばその美しく見えた楽園は一瞬にして色を失う

窓の外から見るだけではなく家々の隣から聞こえてくる隣人たちの生活まで感じる再現性には監督の技術と才能とが溢れてました
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