音楽的に言えば、こういうポリフォニックあるいはフーガ的な話法は本来好きなはずなんだが、本作、俺にはちょっと超然とし過ぎか…。深いものを深く掘り下げずに散文的かつ表層的に描くことで逆に深さを言外に感知…
>>続きを読むこの映画のように突風が吹いた訳でもないのですが、小雨降る道端で車に轢かれそうになっているシルクハットを拾いました。
観た翌日だったので、何だかスクリーンから飛んできた気になり、こんなことってあるのか…
このレビューはネタバレを含みます
幸せは、少しずつを期待して来た、ご年配方の目を眠らせるか、覚まさせたか。
見事なパケ詐欺、まだ彼の力は健在。
直接的に描くことの無用さ、あるシーンの楽園の喪失は刺さるというか、もう永遠の恋人は居ない…
抑圧や搾取をする側とされる側との対比、する側が転落した後に見た景色は印象的なシーン。
散文的で何を意味してるのかわからないシーンが幾つかあったけれど、そのわからなさこそ人生そのもので、また奇妙なドア…
©Pastorale Productions- Studio 99