このレビューはネタバレを含みます
愛情というものを先に魅せてくれる、教えてくれるのはいつだって両親だと思う。
良い意味でも、悪い意味でも。
愛情を受け取っている自覚が無いと、人は「試す」という行為を行なってしまう。
でないと、自分がどれほどの愛情を注いでも良いのかわからない。
だって、片方が愛情を注いでいて、受け取り手が迷惑だと思ってしまう人がこの世の中にはいるって気づいてしまったから。
父の愛を知って、自分も父を愛してたんだって分かり、失う怖さを知る。
また大切な人が死んでしまったら??
たぶん立ち直れなくなる。
そんな恐れを持って生きているケイティ。
その恐怖を手放すことを教えてくれる人と出会えるかどうか。
その時のために恋愛は無駄じゃ無いよなぁって思った。