蛇々舞

パパが遺した物語の蛇々舞のレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.7
めちゃくちゃ期待した分、肩透かし。

だってラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドでしょ、そりゃ期待しますよ。

いやまぁ芝居は良かったので、ある意味では期待に応えてくれたっちゃくれたのだが……。

全ては邦題が悪いですね。
なんだよ「パパの遺した物語」って。
ぜったいテキトーにつけただろこれ。
ぜんぜん物語を象徴してないどころかミスリードすぎるんだよ。
そのまま「父と娘」でよかったじゃねーか。

現在と過去がクロスカットしながら映画が進行するんだけども、ちとタルいというか「ここで切り替わってほしいな」と思うところでダラダラ続いてしまう。
現代編で親父が死んでるなんつーのはポスターから察せられる話だし、もったいぶらずにサッサと明かしてくれんと。
そんな感じで、だいたい察しのつくことを丁寧ぶって描写してるのでテンポが悪い。
だれかフレッチャー呼んで。
その上に起伏がないので、あんまり盛り上がらないまま終わってしまった。

繰り返すがラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドの芝居は良いんだ。
ダイアン・クルーガーまで出てるとか、なんという俺得。

と思ったらダイアン・クルーガーは扱いがイマイチでトホホ。
ウルッとするとこはウルッとするんだけど「んー号泣させてくれるポテンシャルはあるんだけどな」という雰囲気が付きまとう映画であった。

しかし、アマンダ・セイフライドは好きだが、この役には老けすぎと違うか。
少し前のレ・ミゼラブルでは、そんなに気にならなかったのになぁ。

っていうか、そっちでも共演してるやん。
レミゼ観よ!
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