ふと懐かしい匂いを何処かで嗅ぐと、
自分の身体の中のどこかが
いや、それはもしかしたら身体と切り離された自分の何かが
時間や距離を超えて引っ張られる事がある。
人間である事の楽しみの一つは、この不思議な嗅覚が備わっている事だと
言っても良いんじゃないんだろうか
この映画も、そんな匂いを持つ映画だった
不思議と自分の何処かと
意図せず繋がり
スクリーンの向こう側へと引っ張って行く
感情移入とか
誰かがさもこの言葉を使えば喜ぶと
少し不快な思惑がある簡単な言葉では無く
まるで僕は其処にいて
その行動はもしかしたら僕がとってしまったんじゃないかって
思ってしまった
シネ・リーブル梅田
人生で初めて招かれた試写会
23/1/2015