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やさしい人
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目次

やさしい人の作品紹介

やさしい人のあらすじ

フランス・ブルゴーニュ地方、まもなく冬を迎える静かな町トネール。 少しだけ名の知れたミュージシャンのマクシムは、殺伐としたパリの生活から逃れ、実家に戻ってくる。しかし独り暮らしながらも生活を楽しむ父親とは、どこかぎこちない雰囲気。アウトドアスポーツをたしなみ、女性関係も華やかな父親に対し、都会での生活に疲れ、もはや過去のミュージシャンとして忘れ去られようとしているマクシムに生気はない。 そんな中、地元の情報紙のレポーターとしてマクシムの取材をしたメロディに、彼は心を動かされる。彼女は彼が失いつつある若さをもっており、その笑顔はマクシムの心の隙間を埋めるに充分の魅力があった。急接近した二人は、まるで恋人のようにワイナリーを訪れ、そこで醸造家の男に「二人は恋人同士になる」と予言される。無邪気にスキーをし、ささいなことで笑い合い、互いに心を通わせる2人…。このまま幸せがつづくと思ったが、季節が移り変わるように、やがてメロディの様子がぎこちなくなっていき、突然彼女はマクシムの前から姿を消す。そこにはメロディの過去の恋人の影がちらついていた…。幸せを突然奪われ、逆上したマクシムはある行動にでるのだった――。

やさしい人の監督

やさしい人の出演者

原題
Tonnerre
製作年
2013年
製作国
フランス
上映時間
102分

『やさしい人』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 久方ぶりに男は実家へと戻って来た。殺伐としたパリの喧騒を離れ、間もなく雪の季節を迎える一歩手前だ。名の知れた歌手である彼は自室でギターをつま弾きながら、SSWのように歌を歌い録音する。その丸まった背中が実に切ない。マクシム(ヴァンサン・マケーニュ)の声はか細く、柔らかいがどこか感傷的に聞こえる。フランス・ブルゴーニュ地方にあるトネールという町名は今作の原題にもなっている。家には年老いた父親クロード(ベルナール・メネズ)だけがおり、やもめ暮らしの部屋に息子が転がり込んできた格好だ。2人の生活は随分とたどたどしく、探り探りだ。互いの生活のリズムに干渉しないようにしようと息子は言うものの、父親はもう30過ぎた息子の暮らしをいつも心配している。冒頭から処女短編『遭難者』同様に自転車乗りの父親と孤独な息子との対比が出て来る。マクシムがパリを捨てた理由は明確に示されないものの、大方想像はつく。主人公の孤独な焦燥はこのうらぶれた田舎町で創作に励むことで都会での苦い記憶を忘れようとしているように見える。だがそんなマクシムの寂しい心を埋める様な魅力的な女性は不意に現れるのだ。地元の情報紙のレポーターのメロディ(ソレーヌ・リゴ)とは偶然街で出会うのではなく、父親と暮らす家を彼女が訪れるのだ。父クロードと意気投合したかと思えば、トイレ中の父を覗いて恥ずかしい思いをさせる。彼女はこの寂しい家に不意に小さな笑顔と幸せを持ち込むのだ。

 SSWのマクシムの家に、メロディという名の女性がやって来ること自体がそもそも象徴的なのだが、マクシムは一回り年下の可憐な女性に恋をする。引き籠るために実家に戻った彼が逆にアクティブにアウトドアに変わるというのは何たる皮肉だろうか?ワインの試飲をしたり、スキーをしたり、ギターそっちのけで楽しむマクシムはメロディにぞっこんなのだが、ある日彼女は彼の前から突然姿を消す。「女心と秋の空」とは良く言ったもので、たった3日でも女性の気持ちは心変わりする。それはある種、男と女のほろ苦い真理なのだが、男はそれを認めることが出来ない。ヴァンサン・マケーニュの侘しい背中がより侘しく映り、ただただ切ない。監督のギョーム・ブラック は『女っ気なし』で彼が演じた不器用な男とは違うカリスマ性のある役柄をヴァンサン・マケーニュに与えたかったようだが、結局は同じ地点に陥っているのに苦笑してしまう。インターネットで恋のライバルの写真を大写しにしたかと思えば(爆笑必至!!)、メロディに合理的な説明を一通り求めた後、彼女が攫われたという手前勝手な妄想のストーリーをでっち上げるのだ。その孤独な男の悲哀はユーモアと背中合わせだ。木乃伊取りが木乃伊になるストーカー野郎はただただ火に油を注ぐような行動しかしていない。三十路を過ぎた男が一回り年下の女に何を言っているのかと思うが、彼自身は至って真面目なのである。やがて母性への渇望の理由も明らかになる。だが皮肉にも彼女と遠ざかれば遠ざかるほど、ギクシャクするばかりだった父子関係は回復して行く。クライマックスなんて盛んに喧伝されるエリック・ロメール以上にモーリス・ピアラにしか見えない。大好きなギヨーム・ブラック作品の中でも今作が一番好きで堪らない作品である。
ジャケ写の雰囲気がどこかカウリスマキを彷彿させる、、このわんこが可愛いです!^_^

中年にさしかかる、それほど売れてないミュージシャン。若い彼女との短い恋。溺れる気持ちは分かるけど、、、それはあかんやろ、、自分が惨めになるだけ、、やめとき、やめとき、、心がざわつく、、^^;

いい人がやさしい人に格上げ?される話かと思ったら、どちらかと言えば格下げした感じがした。「女っ気なし」で、あれだけ心をかき乱されたのに、、。

それでも、ヴァンサン・マケーニュはこの特集で、忘れられない存在になった。

トネールという街はとても絵になる風情。雪の舞う湖(池?)も美しい!

これで、今回の特集はコンプリート。またひとり好きな監督が増えた^_^
菩薩

菩薩の感想・評価

4.2
イッヌ(๑˃̵ᴗ˂̵)→イッヌ( ; ; )→イッヌ\(^o^)/な作品だった、なんなんだあのイッヌ、お利口さん過ぎるだろイッヌ…。に比べて出て来る人間どもはなんだ、誰一人お利口さんじゃねぇうえに、ヴァンサン・マケーニュはロリコンさんだ。まぁ気持ちは分かる、エクボ、お団子、巨乳の三種の神器を備え上原亜衣体型でSEXにも強そうですっぴんも可愛い女子を元彼に掻っ攫われたら俺も本棚くらい破壊したくなる。ジョン・カザール以来最高のハゲ上がりと定評のあるヴァンサン・マケーニュ、ラブラブチュッチュッな前半はその豊かな胸毛と言い男性ホルモン送信中感が強過ぎるが、一転あばれる君化した後は遂に拘束された30人連続殺人魔にすら見えて来るのだから尚の事頭皮が輝いて見える。父と息子の関係性及び息子の歪な三角関係、誰が誰に対して「やさしい人」でいられたかなんて事は考えてもきっと無駄、むしろどうしたら「やさしい人」でいられるかを考えるべきだろう。にしてもあぁ言う女性本当にいるよね、誰にも所有されない=好き勝手に男を変えるってのはちげぇだろゴルァ(怒)なんて思ってたら…なんかごめん、男がクソだったのね…。ハイテンションダンスに雪上ヘッドスライディング、歩けにゃいから引っ張ってのとこ「あぁ…」ってなる、それでは最後に玉置浩二で「メロディー」、お聴きください。

あんなにも 好きだった
きみがいた この町に
いまもまだ 大好きな
あの歌は 聞こえてるよ
いつも やさしくて 少し さみしくて

あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
ぼくたちは 幸せを 見つめてたよ…(ry

『やさしい人』に似ている作品

トリコロール/赤の愛

上映日:

1994年11月12日

製作国:

上映時間:

96分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.9

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上映時間:

106分

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3.7

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