地元の劇場では放映されておらず、待ちに待ったソフト化。
そしてまずジミヘンの伝記映画みたいなとんでもないクソにはなってなかったことに一安心。
というよりも、JBの歴史を語る上においてとても重要な要素がきっちりと網羅されているのがうれしい。
ローリング・ストーンズとのニアミス。音楽理論から完全に逸脱した感性から生み出された鬼ファンク「Cold Sweat」誕生の瞬間。キング牧師暗殺直後のライブでの演説。伝説の最盛期パリライブ。
そしてバンドメンバーから罰金と徴収したり、妻に暴力をふるったり、訳の分からん論理で税金を払わなかったり、晩年イカレポンチになって警察とカーチェイスしたりと、彼のダークサイドもしっかりと描かれているのも嬉しい。
時系列が唐突に前後するので、JBを知らないほどんどの人はポカ~ンとしていうまう瞬間も多いだろうが、JBファンにとっては大満足。JB役の青年の声と話し方は完全にモノホンと変わりなかったし。
そして盟友ボビー・バードとの友情を物語の中心に据えたあたりはマジ涙を禁じ得ないっす