ルネ

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールのルネのレビュー・感想・評価

1.0
2015年公開。スチュアート・マードック脚本・監督作品。

監督は1996年にデビューしたグラスゴー(スコットランド)のバンド、ベル・アンド ・セバスチャンのソングライター。 初期は素晴らしかったが、ネオアコからA&M ポップスへ音楽性が変わり退屈になった。でも結構売れてるバンドです。

拒食症でカエル顔のブサイク(エミリー・ブラウニング)が、若い頃のアート・ガーファンクルがオシャレしたような男と、出っ歯の女とバンドを組んだり恋したりする物語。

これでもかとウザいくらいに監督が作ったしょうもない楽曲を歌うシーンが詰め込まれており、いわゆるミュージカル的な展開。どの歌も聞くに堪えない歌詞とメロディー。 というかストリングス使いすぎで、もはやイージーリスニング級。

ファッションもオシャレなんだろうが、色や柄を使いすぎでヴィレッジ・ヴァンガード の店先並に混沌としていて、観てたら頭痛がしてきた。

監督はハル・ハートリーが好きらしく、たしかに似た雰囲気はある。しかし100倍に 薄めてガリガリ君(ナポリタン)と一緒に煮詰めたようなどうでもいい仕上がり。

素晴らしいバンドの名前やTシャツが多く出てくるのだが、そこがまた鬱陶しかった です。
ルネ

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