じゃっく

オオカミは嘘をつくのじゃっくのレビュー・感想・評価

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)
3.7
イスラエルのサスペンス作品。

イスラエル森の中で少女の惨殺死体が見つかる。容疑者として上がったのは気弱で人の良さそうな教師。
容疑者と復讐を誓う少女の父と型破りな捜査を行う刑事の3名。
誰が犯人で何が真実か。ある地下の一室で繰り広げられる結末は…

好きなゲームディレクター小島秀夫氏がオススメしていたので視聴。

結構ありそうな話だが衝撃的な結末。ラストワンカットがかなりパンチある内容だった。(絵面はグロとかではないが真実が分かるカットになってる)

イスラエル映画は初めて観たがかなりレベルが高いと感じた。
他の方のレビューにあったように容疑者に対し執拗なまでに黒だと断定する根拠や描写がない。
一見視聴者を置いてきぼりにしているようだが、「何故?無実で何も知らないのに、何を言えば良いのか」と言った容疑者の感情を視聴者は追体験できる演出だと思う。
そしてそういった演出が物語に大きく影響すると思う。

グロ描写が若干あるので人を選ぶが、サスペンスが好きな人ならオススメできる作品。
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