Donatello

オオカミは嘘をつくのDonatelloのレビュー・感想・評価

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)
2.9
最初何処かのサイトでこの映画の紹介文を読んだ時、これは面白そうだと非常に期待したんですけどもね。

少女を殺された父親と刑事が、少し反目しながらも容疑者を拷問で自白に追い込もうとする、というあらすじは「そんな映画ありましたよね」と思いつつ興味を持ったりしたわけですけどもね。

まず邦題を考えた人に、可能なら小一時間ほど問い詰めたい。
「これオオカミが誰か分かったら意味ないよね?」と。

で、望まずしてでも予告映像とか観てしまった場合、なんとなく分かっちゃうですよコレ。犯人が。

まぁそれでも予想を覆す意外な結末が待ち受けてるのかと思って観てみたらですよ、寧ろ予想より酷いっていうね。

拷問の参考文献的な意味合いで観るにしても『ホステル』のような「もうやめてあげてぇ」系の傑作があるし、同じようなプロットには『プリズナーズ』のような秀作もあり、これハリウッドリメイク必要あるのかと。

ただ、イスラエルでアラブ人を見掛ける事は、ホラー映画で飼い猫を探しに出かけるくらいヤバい事なんだという状況がわかるという意味では興味深かったですけども。
Donatello

Donatello