ふじこ

白い帽子の女のふじこのネタバレレビュー・内容・結末

白い帽子の女(2015年製作の映画)
1.3

このレビューはネタバレを含みます

なにこれぇ…。
なんだか暗くて不穏な雰囲気の夫婦が、夫の職業である文筆業の執筆・取材を兼ねてフランスの地方の島へ。
部屋にたまたまあった隣の部屋に繋がる穴から、隣に宿泊しているハネムーンの若い夫婦を覗きまくる。
そしてぐだぐだ剣呑な雰囲気を続けて、最後の最後でや~っと原因や心情の吐露。

長いし、何一つ面白くないシーンがずーっと続くので視聴完了まで6日も掛かってしまった。この内容でこれは長いし、別にフランス映画を観たかった訳じゃないのに実にフランス映画風。単調で平坦。

言い合ったり冷たい態度だったり隣の部屋の妻を抱きたいんだろと迫ったり、挙げ句隣の部屋の旦那に抱かれたがる妻ヴァネッサは、子供を2回流産した事が原因でこうなってしまったらしかった。
120分の映画のラスト10数分で色々告白されたり解決されたりなんだり。
ヴァネッサを連れて行くべきはバカンスじゃなくて精神科だけど、70年代じゃアレかぁ…。でも、子供を失ったのは夫であるブラピ側も一緒だよね…一方的過ぎるんじゃないかと思うし、この頃にはもう同情心も沸かなかった。長いから。
でも結構酷い扱いを受けても結局ブラピのいつもの役柄である、やたらと懐がでかく優しい男っぷりで丸く収める。良い夫かも知らんけど芸がないなぁ、と。

白い帽子より豹柄の帽子の方が印象ある。
とにかく観終えるのが辛い映画だった。
ふじこ

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