こぅ

エージェント・スティールのこぅのレビュー・感想・評価

エージェント・スティール(2013年製作の映画)
3.9
「特攻野郎Aチームじゃないんだ
俺たちの手には負えないよ」

ジョナサン・ソボル監督デヴューによる、【ケイパー・アクション】。


バイクスタントマンで、元泥棒でもあるクランチ(カート・ラッセル)は、腹違いの弟ニッキー(マット・ディロン)と共に、強盗団を結成し、世界で最も貴重な本を盗み出す計画を企てる。
しかし、彼らは、全く別の計画に気づくことが出来ず、その作戦は狂い始めていく…。


短いアヴァンタイトルから会話も展開もテンポ上々。
ユニークな絵画すり替え計画にスリルあり。
ハメられて投獄されても、出所後、直ぐまた手を組むってのもお約束。

テンポも良い上に、映像はスタイリッシュで、スプリットスクリーンも多種駆使しているのもポイント。

原題が、ジ・アート・オブ…だけに、美術品盗難と言えば、贋作がセット。

後半は、最後のデカいヤマで、[ヤコブの複音書]の盗難。
彼らへの警備が甘い、と突っ込み。
勿論、計画成功は、ご都合主義のアッサリ予定通りとなれば、メインディッシュは、終盤にあると期待。
眼には眼を…‼︎
裏の裏をかいて出し抜け‼︎ってやつだ。
或いは、最後に笑うのは⁈って、お約束のツイストが無ければこの手は駄作行き⤵︎
本作は、しっかり用意。

やっぱりカート・ラッセルは今回も面構えが良いな。
どこか、人が良いキャラだ。
ただ、カートもマットもタイプキャストってのは、、

役柄、逆に演じても面白かったかな⁈


やられたオチの カタルシス は、あの有名サスペンスに近い(イメージ)。
ラストは、ニヤリと締める。
パワーで押し切り 90分に纏めた のも評価出来る。


EDロール途中の NGテイクも楽しいオマケ。

ローラ役、キャサリン・ウィニック(36)目当てで鑑賞するも、マット、テレンス、豪華キャストで中々の拾い物。
こぅ

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