誰かが撮り遺した大量の写真を頼りに、その"誰か"の人間像と人生を探っていく、まさにアートミステリー。
彼女は優しくて聡明なお世話係か、収集癖のある変わり者か、はたまた底知れぬ闇を抱えた精神病患者か…
ひとりの故人を、客観的に追い続ける。
何がすごいって、ジョン・マルーフよ。これを宝だ!と考えたら、芸術としてプロモートする姿勢。日本人にはできない、多様社会ならではの芸術振興。
ストリートフォト…
名も無き貧しい乳母として一生を終えた謎の女性が遺した膨大な撮影済みネガをひょんなことから見つけて大きな反響を呼んだ発見者が、生前の彼女を知る人達へのインタビューなどを通してその正体を突き止めようとす…
>>続きを読む一言では語り尽くせない衝撃を受けた。
こんなに謎めいた芸術家はめずらしい。
彼女がどんな人だったのか、何を考えていたのか、なぜ作品を公表しなかったのか、謎が謎を呼び最後まで分からずじまいだった。
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2018/12/16
才能は必ずしも日の目を浴びるわけではない..
どうして彼女の存命中に作品が日の目を見なかったのか。運がなかったからなのももちろんだが、良くも悪くも、彼女は自分の世界を自己完結…
死後、身内でもない全くの他人から自分の素性を探られたら、と考えると、とてつもなく恐ろしい事のように思う。しかし、それこそゴッホなんかも死後評価され、残された手紙やわずかな証言をもとに、様々に語られて…
>>続きを読むヴィヴィアン・マイヤーという女性の存在は知っていて、確か謎の多い変わった女性だったんじゃなかったっけ…
そんななんとなくの印象だったが、彼女の写真には確実に惹き付けられるものがあった。
彼女の撮影…
思わず引き込まれたドキュメンタリー。
彼女が溜め込む身の回りのものを並べてるシーンがアートでキュート!
その飾らなさが絵になるので最初から目が離せませんでした。
たくさんの人たちの彼女を語る生の声…
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