まー

ヴィヴィアン・マイヤーを探してのまーのレビュー・感想・評価

3.8
@イメージフォーラム
非常に風変わりな女性、ヴィヴィアンが残した15万枚もの大量の写真。歴史の資料としてオークションで偶然これを落札した監督がWEB上に公開したことが話題を呼び、各国で開かれた個展はいずれも盛況。しかし彼女は一体何者なのか?落札者である監督は、自らヴィヴィアンの人生を追いかけ始めるーー。

秘密主義、エキセントリック、孤独、偏屈、変人。
乳母である彼女はいっときは家族として受け入れられても、子供が成長し乳母を必要としなくなれば、エキセントリックな言動で解雇されれば、また次の居場所を探さなければならない。
それ故彼女はすべてを記録せずにおれないのだと思う。
街で一瞬目が合った人、店で貰ったレシート、美しい思い出、悲しい出来事…そのすべては流れ去っていくものだと分かっているからこそ、彼女はすべてを記録しておきたかったのだろうと思う。

これを観た人は、偏屈だけれどチャーミングな彼女をきっと好きになる。
あと、写真撮りたくなる(笑)
まー

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