「今日はひとりで帰りたくない」
盲目の少年と親友の少女と転校生の少年の青春ストーリー。
繊細で美しい青春映画だった。
夜中に寝れないから、見始めたらあっという間に時間が過ぎていた。
前情報を何も入れずに観たため、終盤の展開には驚き。
恋愛、そして、同性愛をも描いた青春映画だったなんて。
主人公は、盲目の身体障害者なんだけど、一般の学校で学んでいて、そこまで盲目について深く自己嫌悪になるところは描かれていない。そこもまたよかった。
それよりも、思春期に誰もがぶつかる親との関係や恋愛、友人関係を描いている。
ガブリエル、ジョヴァンナの2人の人間性がとても魅力的。特殊な三角関係。フィクションの物語だけど、ずーっと3人で楽しく過ごしてほしいと、観終わった後に思うほど好感が持てた。
ジョヴァンナは、片思いしてた転校生を好きになる親友の恋を応援する姿は尊すぎる。
最後の新たな転校生が来るシーンは、ジョヴァンナにも新たな恋の訪れを予期させたんじゃないかと思ったり。
最後はからかってた同級生の前で恋人繋ぎはね、良かった。凄い。
青春映画らしく、美しいシーンがたくさん。
何気に好きなのは、父親と髭剃りするところ。
初めてのブラジル映画だったけど、充実感満載の素敵な映画だった。