みなと

彼の見つめる先にのみなとのレビュー・感想・評価

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)
4.0
お気に入りのシーンは、ガブリエルがレオに対して「僕からの着信音はベル・アンド・セバスチャンにしてほしい」っていうところ。着信音で心を踊らせてほしいってときめく。
その曲のタイトルが
"there's too much love"
なのがまた一興。

レオの日常を献身的に支えてくれるジョヴァンナとの関係はもちろん尊いんだけど、冒険に連れて行ってもらうのも素敵だなと思った。映画とか月食とか、新しい経験をともにして、それによって動く感情ってきっとある。 
たくさん勇気を出して成長して、レオもジョヴァンナも最終的には怠け者度数0だと思う!

全体的にノスタルジー。盲目であるとかないとかだけじゃなく、多感な時期の葛藤や焦燥、感情の機微が描かれている。あ〜淡い淡い。