デレるのが早いと思う。
食事のシーンに多くを託すというのは好ましいし、パッとカットが変わると2年経っているという展開にも驚いた。ただ、この手の切ない話としては『八月のクリスマス』がにわかに超えがたいポイントとして君臨している。
あとパク・ソンウンが――おそらくは『新しき世界』などのつながりもあって――わりとしょうもない、キャメオ的な役で出るのだが、なんとなく得した感じがするのが不思議である。『ハイヒールの男』でも登場するのはたった2シーンなのに印象的なキャラクターを演じていた。パク・ソンウンの時代が来るのかもしれない。
