歩く肉

4分間のピアニストの歩く肉のレビュー・感想・評価

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
4.0
受刑者×音楽、構想8年の時間軸、ヤスミン・タバタバイの起用などの要素から見ると、多少なりとも『バンディッツ』(’97)から影響を受けたとしか思えないけれど、音楽以上にもっと芸術本質的なものを見せつけられた気がした。
ラストのピアノ演奏は、彼女の憤りや悲しみ、激しい生き様を全部ぶつけたようで、めちゃくちゃでありながら、人を惹きつけずにはいられない引力があった。これが、ハンナー・ヘルツシュプルング本人のアレンジだというからすごい…
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