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4分間のピアニストのodyssのレビュー・感想・評価

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
4.0
【典型をはずした佳作映画】

ドイツ映画。クリス・クラウス監督作品。 

小さい頃天才的なピアノの才能を認められながら或る事件のために刑務所で過ごしている20歳のヒロイン(モニカ・ブライブトロイ)は、ある日ピアノ教師の老婦人にその才能を見いだされる。老婦人は彼女を何とかコンテストに出させようとするが、ひねくれたヒロインは素直に言うことをきかない。二人の葛藤が続く中、老婦人にも意外な過去があったことが明らかになり・・・。

ヒロインを演じるブライブトロイがド迫力の演技を見せている。あまり典型的なところに堕さない筋書きもいい。老婦人の過去にもう少し現在につながる必然性があればなおいいと思うのだが、それを減点しても優れた映画になっている。 
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