4分間のピアニストのTierheimのレビュー・感想・評価

演奏シーンも圧巻だったが、登場人物のキャラが良かった。全員が何かしら事情を抱えていて、それを払拭しようとするけど空回りして悶える大人たち。だからこそ看守の娘の純情さが際立っていた。

冒頭の淡いような光が主人公の薄幸さを象徴してるようだったのが印象的だったし、それと対象に最後の演奏シーンの強烈なライトアップは主人公の個性と才能を裏付けているようで爽快だった。